「マイ・インターン」でアパレルECベンチャーの社長を演じたアン・ハサウェイは、2006年の「プラダを着た悪魔」ではファッション雑誌編集長の秘書役にて、どちらもポジティブなキャリアウーマンを好演している。また、「マイ・インターン」におけるロバート・デ・ニーロ、「プラダを着た悪魔
」におけるメリル・ストリープという名優との共演も見物。
「マイ・インターン」はナンシー・マイヤーズ監督によるヒューマンドラマ/コメディ映画。アン・ハサウェイはアパレルECベンチャーの社長で、主夫と子供がいるキャリアウーマン役。アン・ハサウェイ自身は乗り気ではなかったが、会社がシニアインターンを募集し、それに応募して採用されたのがロバート・デ・ニーロ。アパレル業界の最先端を突っ走っているが悩みも尽きないアン・ハサウェイと、それなりに充実した人生を歩んできたがまた新たな挑戦をしたくなったロバート・デ・ニーロの物語。ロバート・デ・ニーロはアナログな業界(電話帳制作!)で、敏腕ビジネスマンとして務め上げていた。デジタルな業界には疎いかもしれないが、豊かな人生経験から来たであろう、他人とのコミュニケーションや持ち物へのこだわり、仕事への信念といったものが描かれている。それは会社全体はもちろん、社長であるアン・ハサウェイの公私ともに良い影響を与えていく。女性も男性もロバート・デ・ニーロに憧れてしまう映画ではないだろうか。(その分、アン・ハサウェイの印象が薄くなるかも。。)
「プラダを着た悪魔」はデヴィッド・フランケル監督によるヒューマンドラマ/コメディ映画。アン・ハサウェイはファッション雑誌「ランウェイ」の編集部で奮闘する役。その雑誌の鬼の編集長をメリル・ストリープが演じる。アン・ハサウェイはジャーナリスト志望であり、ファッションには全く興味が無いため、序盤は見るからにダサい。しかし、メリル・ストリープの命令を必死にこなしていくうちに、仕事もできて、オシャレもできる女性へと変貌していく。そのシンデレラストーリーと、劇中に数多く登場するファッショナブルな衣装が女性に大人気の作品。