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ラ・ラ・ランド

『ラ・ラ・ランド』は2016年にアメリカで製作・公開されたミュージカル映画。日本での公開は2017年。前作『セッション』で注目を集めたデイミアン・チャゼルの脚本・監督作品、主演はライアン・ゴズリングとエマ・ストーン。第74回ゴールデングローブ賞や第89回アカデミー賞などで高く評価された。

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作品情報

あらすじ

「セッション」のデイミアン・チャゼル監督が、ライアン・ゴズリング&エマ・ストーン主演で描いたミュージカル映画。売れない女優とジャズピアニストの恋を、往年の名作ミュージカル映画を彷彿させるゴージャスでロマンチックな歌とダンスで描く。オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。

引用元:THE MOVIE DB

予告編

監督が語ったオマージュ

日本での公開に合わせて来日したデイミアン・チャゼル監督は、本作を作る上でのオマージュとして、鈴木清順監督の『東京流れ者』(1966年)をあげた。絵コンテの段階から、ワイドでの撮り方や、ポップアートのような色合いに関して隠れたオマージュであると話している。[日刊スポーツ]

『東京流れ者』は鈴木清順監督、渡哲也主演のアクション映画。歌謡、任侠、アクションが世界を魅了し、海外でも評価の高い作品。鈴木清順監督はこの会見の2週間前に死去しているため、デイミアン・チャゼル監督なりの敬愛・哀悼の意であったのかもしれない。

スタッフ

最注目の若手監督 デイミアン・チャゼル

本作『ラ・ラ・ランド』で第89回アカデミー賞で監督賞を受賞し、現在32歳(1985年生まれ)のデイミアン・チャゼル監督は、最年少監督賞受賞記録を86年ぶりに塗り替えた。

デイミアン・チャゼル監督は、監督第2作となる『セッション』が非常に高い評価を受け、大ヒットしたことで、一躍、最注目の若手監督となる。

高校で打ち込んだジャズ・ドラム、その際の指導された音楽教師が、『セッション』を作るきっかけとなった。また、本作『ラ・ラ・ランド』もミュージカル映画となっており、映画と音楽の双方に対する知識・経験がバックグラウンドになっている。

デイミアン・チャゼル監督を支える作曲家 ジャスティン・ハーウィッツ

デイミアン・チャゼル監督の第1作目から音楽的側面を支えている。ジャスティン・ハーウィッツはハーバード大学時代に、デイミアン・チャゼル監督と出会ってバンドを組んでいる。それ以降、映画での協力関係が続いている。

本作『ラ・ラ・ランド』にてアカデミー作曲賞を受賞した。

主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンが生収録で挑んだ、劇中のオリジナル楽曲「City Of Stars」も作曲している。

キャスト

ジャズピアニストを演じる ライアン・ゴズリング

主演の1人はライアン・ゴズリング。本作の役作りためにピアノを3ヶ月にわたってトレーニングした。リアリティを追求する監督が、演奏シーンを長回しで撮影するため、実際にライアン・ゴズリングがピアノをひいている。

ライアン・ゴズリングは、主演した『きみに読む物語』(2004年)の大ヒットで一躍スターの仲間入りを果たした。

その後も、『ハーフ・ネルソン』(2006年)でアカデミー主演男優賞にノミネートされたり、『ドライヴ』(2011年)、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)などで活躍している。

女優の卵を演じる エマ・ストーン

もう1人の主演はエマ・ストーン。オーディションを受けては落ちてばかりの女優志望で、セバスチャン(ライアン・ゴズリング)と恋に落ちるヒロインを演じ、アカデミー主演女優賞を受賞した。

エマ・ストーンは『アメイジング・スパイダーマン』(2010年)のヒロイン役で人気を獲得し、その後も話題作に続々と出演している。

第87回アカデミー賞で作品賞と監督賞を制した『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(2014年)では主人公リーガンの娘役を演じ、アカデミー助演女優賞にノミネートされた。

ウディ・アレン監督作品では、『マジック・イン・ムーンライト』(2014年)、『教授のおかしな妄想殺人』(2015年)と連続してヒロインを演じている。

ライアン・ゴズリングとエマ・ストーンの共演は3度目

『ラブ・アゲイン』(2011年)、『L.A. ギャング ストーリー』(2013年)で共演していたライアン・ゴズリングとエマ・ストーン。本作では初めてダブル主演での共演となり、息の合った演技を見せた。

『セッション』から再び J・K・シモンズ

デイミアン・チャゼル監督の前作『セッション』にて、アカデミー助演男優賞を獲得したJ・K・シモンズ。本作『ラ・ラ・ランド』では、セバスチャン(ライアン・ゴズリング)がピアノを演奏するレストランの経営者役として出演している。

J・K・シモンズは『スパイダーマン』シリーズ(2002年~2004年)の3部作で、新聞社の編集長役で出演するなど、名脇役として存在感を発揮している。

また、本作『ラ・ラ・ランド』と同年に公開され、アカデミー長編アニメ賞を受賞した『ズートピア』(2016年)では、ライオンハート市長の声優を務めている。

評価

アカデミー賞

第89回アカデミー賞では『タイタニック』(1997年)に並ぶ史上最多の13部門/14ノミネートと注目を集めた。

結果としては6部門が受賞した。

  • 監督賞(デイミアン・チャゼル)
  • 主演女優賞(エマ・ストーン)
  • 撮影賞(ライナス・サンドグレン)
  • 美術賞(デヴィッド・ワスコ、サンディ・レイノルズ・ワスコ)
  • 作曲賞(ジャスティン・ハーウィッツ)
  • 歌曲賞(”City of Stars” /ジャスティン・ハーウィッツ, Pasek and Paul))

期待された作品賞は受賞ならず

ゴールデングローブ賞など多くの賞レースで作品賞を受賞したことから、アカデミー作品賞も期待されたが、受賞を逃した。

アカデミー作品賞の発表を務めたのは、『俺たちに明日はない』(1967年)の主人公ボニーとクライドを演じた、ウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイ。作品賞を記したカードには、エマ・ストーン『ラ・ラ・ランド』と記載されており、そのまま『ラ・ラ・ランド』と発表した。しかし、渡されたカード自体が間違っていたため、訂正されることとなり、作品賞は『ムーンライト』が受賞したことが明らかとなった。アカデミー賞でも前例のないハプニングに会場は騒然となった。

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